春ノチ晴レ日記

茨城の片田舎でちいさな人と生きる毎日。発見したこと、作ったものの記録

世界とつながる場所

気付いたら借りてきた本の返却期限が2日過ぎていた。

今日はまちの図書館へ。

この図書館、私が幼い頃からお世話になっているので、気付けば約40年くらいのお付き合いになる。

小さいうちは母に連れられて。

高校生になるとテスト前の勉強のために友達と一緒に座敷の部屋を占領していたっけ。(勉強のふりしておしゃべりばかりしていた記憶)。

高校を卒業してからは地元を離れてしまった為、すっかり遠のいてしまったけれど

子どもを産んで地元に戻って来てからは、今まで以上にお世話になっている。

本の貸出期間が2週間のため、2週に一度自動的に足を運ぶことになる私たちの大切なルーティン。

この図書館、実は児童書コーナーが素晴らしいことに親になってみてはじめて気がついた。

児童書コーナーの中央には、裸足になって上がれるサークル状の図書コーナーがあり、絨毯の周りをぐるりと囲むように本棚が並んでいる。天井部分はトップライトになっていて柔らかい自然光が差し込む造り。私も息子もお気に入りのリラックスできるスペースだ。

本揃えも豊かで、探す本にはだいたい巡り会える。

いつも絵本は本棚にピタッと収まり、きちんと50音順に並んでいて感心する。

こんなに素敵なところなのに、利用者は少なく平日は特に貸切状態。

もっとみんな利用したらいいのに勿体無いなというお節介な気持ちと、この場所を独り占めしたいという自分勝手な気持ちで、今日は14冊借りてきた。

図書館はお金がなくても、心が豊かになる素敵な場所。

専業主婦になって、社会との接点が薄くなった様に感じる時がある。

一日中子どもと一緒の日々は、どうしても視野が狭くなることがある。

そんな窮屈な気持ちを柔らげて、まだ見ぬ広い世界と出会える自由な場所。

これからも幾久しく、お世話になります。

庭に咲いた紫陽花。

数日前から花瓶に差しっぱなしにしていても、シャキッと咲いている。

長らく楽しませてくれてどうもありがとう。