春ノチ晴レ日記

茨城の片田舎でちいさな人と生きる毎日。発見したこと、作ったものの記録

くだもの

2歳半の息子は果物が大好きだ。

赤ちゃんの時から一緒に読んでいる絵本「くだもの」。

実物大で描かれるとてもリアルでみずみずしい果物たち。

イカ、もも、なし、りんご、くり・・・息子は絵本の中に出てくる全ての果物を食べたことがあったが、唯一表紙に描かれるさくらんぼだけはまだ食べたことが無かった。

昨年も一緒に食べたいなと思っていたが、旬の時期は短いのか機会を逃してしまった。

昨日スーパーに寄った際に見つけたので迷わず購入。1パック税込645円。自分の為だったら間違いなく買わないが、彼の始めての体験と思えば安いものだ。

早速おやつに出してみる。「種が入っているから出すんだよ」とやって見せたが、もう彼の口の中には何も残っていなかった。種は出してあげなくちゃいけないということを学んだ。

思い返せば、妊娠中は人生で一番果物を食べた時期だったと思う。

もともと好きではあったが、毎日食べる習慣は無かった。

よく妊娠中に食べていたものがお腹の赤ちゃんの嗜好に影響する話は聞いたことがあった。

私が食べていたから彼が果物好きになったのか、お腹にいる彼が欲していたから果物が食べたくなったのか。ひとつの体を共有していたあの期間は、自分の食べたいものが自分以外のものにコントロールされているようななんとも不思議な期間だった。