春ノチ晴レ日記

茨城の片田舎でちいさな人と生きる毎日。発見したこと、作ったものの記録

人生初の〇〇

先日、かき氷をはじめて口にした息子。

冷たい舌の感覚にびっくりした様子で目をぎゅーっと瞑る。少しして目を大きく開くと「もっかい!」。人生初のいちご味の赤いかき氷は、冷たくて甘くて美味しかったみたいだ。

今まで絵本だったり紙の工作で知っていたかき氷と、現実のかき氷にはギャップがあったのだろう。こうして頭の中のイメージと経験が重なって、彼の中の「かき氷」という概念が形成されていく。毎日が発見の連続だなと思う。

打ち上げ花火に関しては「目がうるさいんだよ」と言っていた。なるほど、納得の表現。

楽しませようと見せたつもりだったけれど、彼にとっては火花の明るさも打ち上がる大きな音もまだまだ怖いみたいだった。

私の中で当たり前になっているものが彼を通じて、自分の目に新鮮に映る。

毎日がはじめての経験で羨ましいなと思うけれど、考えてみたら40年生きてきたって知らないこと、未経験なことは山程ある。ドリアンは甘くてねっとりしているもんだと知った気になっているけど食べた記憶は無いし、キックボクシングもやったことない。行ったことない国や知らない文化だらけだし、国内いや県内でさえほとんどが未開拓だ。まだまだ自分の可能性は無限にあるのだ。これからの人生においてどれだけの経験ができるのだろう。新しい扉を開いていくと思わぬところで新しい自分に出会えるかもしれない。

何事も知った気にならず、失敗を恐れず、自ら「はじめて」に突っ込んでいきたい。

明日はどんな「はじめて」が待っているだろう。