春ノチ晴レ日記

茨城の片田舎でちいさな人と生きる毎日。発見したこと、作ったものの記録

ガマの穂

更新したい出来事がたくさんあるのになかなかブログに向う時間と心の余裕が持てず、時間ばかりが過ぎて気づいたら師走。今年も残り1ヶ月だなんで信じられない。毎年同じことを言っている。久々にブログを書ける時間が持ててとても嬉しい。

11月のある日の出来事。

本屋さんで立ち読みした月刊誌「ちいさなかがくのとも」。近所の本屋さんでは残念ながら取り扱いがなく、少し遠出して大きな街の書店に行くと出会えるのでついつい手が伸びる。

www.fukuinkan.co.jp

繊細な切り絵の挿絵も美しく魅力的だけれど、内容にもびっくり。ガマの穂は見たことがあったけれど、あのソーセージのような、きりたんぽのような茶色の塊が綿毛の集合体だとは知らなかった。しかも成熟すると、もこもこと膨れるらしい。そうと知ったら何が何でも見てみたい。私の中の好奇心もむくむく膨らんできた。

ふと以前通った散歩道に生えていたことを思い出し、早速息子を誘って行ってみる。

元々は田んぼだったが耕作放棄地になってしまった荒地。よーく見るとあった、あった!見つけた!

どう見たってフランクフルト。美味しそうだよね〜

3本のガマの穂を入手。まだまだ密度があって硬く、解れてくるのには時間がかかりそうなので、放置して乾燥させることに。

それから数日後。膨らんできた穂を外から刺激してみると、、、

もこもこと内側から湧き出るように膨らんでくる綿毛たち。その数やたんぽぽなんて比較にならない。こうして子孫を残していこうとする自然のエネルギーに圧倒される。まだまだこの世は未知の世界だ。

次々と生まれてくる綿毛たちは太陽の光にきらきらと輝いて、遠くの空へどこまでも飛んでいった。ガマの穂さん、素晴らしい体験をありがとう。